為替投資としてトレーダーが多いFX取引ですが、日本で取引している方の中でも「国内FX業者」と「海外FX業者」を利用している方と分かれています。その理由は何故でしょうか?それには日本国内のFX業者にかかっている規制に関係しています。
このページでは「国内FXにかかっている規制」に関してと、海外FX業者へトレーダーが流れる理由を解説していきましょう。
国内FXではレバレッジ規制が。その理由とは?
FX取引の代表的な特徴とも言える「レバレッジ」とは、自分の証拠金以上の取引を行う事ができる機能です。つまり、自分の証拠金(投資額)が10万円でレバレッジが100倍であれば1,000万円分までの取引を行う事ができます。つまり、自分の証拠金以上の取引をする事ができるため、大きく利益を出すこともその分できるのが「レバレッジ」です。
ですが、日本国内ではリスクの高さから2011年にレバレッジは最大25倍までと金融庁が規制をかけました。そのため、日本国内で運営を行っているFX業者では最大でも25倍までのレバレッジ(つまり、10万円の証拠金に対して最大250万円まで)しか利用する事ができなくなっています。
更に最大25倍から10倍まで引き下げる
これまで最大レバレッジを25倍としていましたが、2017年10月に金融庁が最大レバレッジを10倍まで引き下げる事を検討中との報道がありました。まだ金融庁から直接的な公表はされておりませんが、情報の出処(日経新聞)から見るとほぼ確定事項と言えるのでは無いでしょうか。
こちらも同様に、個人投資家や企業などが急な値動きによって大幅に損失を出してしまう事のリスクを軽減する事を目的としており、早くて2018年中旬、もしくは2019年から実施されるのでは無いかと言われています。もちろん、リスクを軽減する策をとるとその分、利益も出しにくくなるという事です。
FX取引で利益を出すためのレバレッジにこれほど規制が入ってしまえばもちろんFXで取引するメリットが失われていきます。ですが、これは『日本国内のFX業者への規制』です。つまりは、海外で運営しているFX業者に関しては規制などは一切関係が無いという事になります。
日本では現在は最大レバレッジ25倍ですが、海外では100倍、888倍、1,000倍などハイレバレッジを提供している事がほとんどです!
海外FXへトレーダーが流れるのにはレバレッジ規制が関係している
ここまで説明をしてきましたように、国内FX業者のレバレッジ規制によって海外FX業者を利用する方が増えています。
日本国内のFX業者を利用している人の中で、レバレッジを10倍以上かけているというトレーダーは8割近くいると言われています。つまりは規制が強化された後の最大レバレッジ10倍になっても支障が無いトレーダーはたったの2割ほどしかいないと考えられます。そのため、これからは海外FX業者を利用するトレーダーがどんどん増えてくるのではないかとの予想です。
また海外業者と聞くと、『海外の会社だしなんかこわい』『英語できないからハードル高いな…』と思ってしまいますが、日本語表記のサイトも多いですし、日本人のサポートがいる業者もいます。そのため、FX投資で利益を上げたいと考えているのであれば、レバレッジに規制の無い海外FX業者を利用して取引を始める方がおすすめです。