兼業トレーダーでも実践しやすく、他の様々なトレード手法の良いとこ取りが出来るのがスイングトレードという取引手法です。
スイングトレードはFXトレードの基本とも言える手法ですから、初心者はまずここからFXデビューするのが成功の近道と言えます。
今回はスイングトレードの基本と実践方法を学び他の取引手法に対する応用力も養っていきましょう。スイングトレードが得意なトレーダーは、様々な相場環境に対して臨機応変に対応できるようになるのです。
初心者はまずここから。スイングトレードって一体なに?
スイングトレードとは?
スイングトレードというのは、一回の取引の時間軸が3日間~7日間で行うトレード手法です。相場の比較的大きな波を捉え、長期トレードと短期トレードの中間的なスタンスで為替相場に向き合います。
為替相場では一つの波がだいたい一週間前後続くことが多いのですが、これをきっちり捉えていこうという考え方ですね。分単位でのノイズに惑わされることもなく、また、数ヶ月単位での動きに付き合い続けるわけでもない、多くのトレーダーがストレスなく取引出来るバランス重視のトレード手法だと言えます。
スイングトレードに向いている人とは?
スイングトレードに向いている人というのは、「せっかち過ぎず、相場の方向性を捉えるのが上手い人」です。また、ずっと相場を見続けている必要はありませんので、他に本業を持っている兼業トレーダーにも適しています。
また、常にポジションを持ち続けておかなくてはいけないわけでもありませんから、テクニカル分析や経済指標の発表タイミングを見定め、ある程度トレードプランを事前に立てておける人には有利と言えます。
スイングトレードは銘柄にもよりますが、およそ1円~3円程の値幅を狙いにいくのが基本パターンです。そのため数銭単位で利益を出したり、細かくロスカットしたくなる人にはあまり向いていない手法と言えるでしょう。
スイングトレードに適している銘柄は?
スイングトレードをするのにおすすめ出来る銘柄の特徴は「トレンドがハッキリしている」「テクニカル分析が機能しやすい」「重要な経済指標の発表が多い」という通貨ペアになります。
海外FXでは様々な銘柄を取引できますが、王道となるのはやはり「米ドル円(USD/JPY)」「ユーロ円(EUR/JPY)」「ユーロ米ドル(EUR/USD)」の3つでしょう。この3種類はスイングトレードを行うのに最も適した通貨ペアであると言えます。
ちなみに、スイングトレードでは当初一週間での決済を見込んでいたものの、トレンドの勢いが強いためそのまま利益を伸ばすために長期トレードに切り替えるという方法も「アリ」です。しかし、逆に損切りを先延ばしするのは絶対NGなので注意してください。
あくまでも損小利大を徹底すること。これがスイングトレードで勝つ鉄則なのです。