海外FXトレーダーの取引にはいろんな種類があります。今回はその中でも短期取引とされる「スキャルピング」に関して解説をしていきます。
スキャルピングとはどのような取引なのか、レバレッジの設定に関して紹介しているのでご覧ください。
スキャルピングってどんな取引?
スキャルピングとは超高速・超短期トレードを指します。一回の取引が完結するまでの時間は長くて数分。短い場合は数秒~10秒程度になります。
当然、取引中はパソコンの画面から目を離すことはできません。複数の画面を使い、リアルタイムで様々な情報を分析、処理しながら断続的にトレードの判断を下していきます。
非常に集中力のいるトレードスタイルであり、いきなり初心者が挑戦するにはハードルが高いと言えるでしょう。もちろんスマホ片手に行うようなトレードスタイルではありませんね。
スキャルピングで勝つには相場のトレンドはほとんど無関係です。必要となるのは値動きであり上下の値幅と動きのスピードです。そのため、日本時間中はあまりスキャルピングには適した時間帯とは言えません。指標発表の多い夜、海外時間がスキャルピングの勝負時となるのです。
FX業者によってはNGのところもある?
海外FX業者を利用する場合、状況によっては業者からNGを出されてしまい、口座がクローズされてしまう可能性もあります。
特に1ポイントや2ポイントといった極小単位でのトレードを一日に何百回と繰り返すようなスキャルピングトレーダーの場合、業者から警告を受けてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
スキャルピングの実施が問題ない業者としてはNOD系の業者であればほとんど口座を閉じられてしまうようなトラブルには発展しないと考えられます。NODの業者は注文を市場へと流すだけであり、自分たちでトレーダーの注文を飲むわけではないからです。
また、10ポイントくらいの値幅でスキャルピングするのであればNOD系の海外FX業者であっても警告を受ける可能性は無いと考えて頂いて大丈夫です。
スキャルピング取引でレバレッジ設定はどうすれば良い?
スキャルピングは利益の幅もロスカットの幅も小さいため、一回あたりのトレードのリスクは極めて低いトレード手法と言えます。そのため、レバレッジも高めに設定することが可能で資金効率が優れているのが特徴と言えるでしょう。
スキャルピングにおけるレバレッジの設定は、中・長期トレードの数倍から10倍程度にするのが普通です。熟練トレーダーになるとかなり限界近くまで攻めますから30倍程で取引するトレーダーも存在します。
少ない資金でレバレッジを大きくし、同時に何回転もすることで資金効率を限界まで高める事が出来るのがスキャルピングの最大の特徴でありメリットなのです。