個人投資家からヘッジファンドのディーラーまで、相変わらず人気の高いトレード方法となっているのが「デイトレード」です。取引に必要となる時間と、得られる利益の額のバランスが優れているのがこの取引の特徴と言えます。
今回はそんなデイトレードに関する具体的な知識やトレードの方法について簡単に解説していきましょう。
デイトレードって一体なに?
デイトレードとは
デイトレードとはその名の通り、一日のうちでエントリーからクローズまでが完了する取引のこと。日本語では日計り取引とも呼ばれます。
FXの場合は平日は24時間相場が動いていますから、一取引が24時間以内に完結する場合をデイトレードと呼ぶことが多いようです。株式のように市場のオープン・クローズがありませんからね。
いずれにせよデイトレードは、スキャルピング程の高速取引ではないものの、日中の経済指標や短期のテクニカル分析を駆使し、短時間の値動きから値幅を抜こうとするトレード手法であることに違いはありません。
どんな人が向いている?
デイトレードに向いている人にはいくつかの条件があります。まず、短時間であってもしっかりと相場に張り付いていられる人です。瞬きも許されない程…とまでは言いませんが、1時間も2時間も相場から離れなければならない人はあまり適していません。
また、テクニカル分析やチャートの示す意味を的確かつ素早く理解できる人はデイトレードに向いていると言えます。一目均衡表やMACD、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、RSIなど。
使いこなすことのできるテクニカル分析手法をいくつか武器として持っている人はとても有利にデイトレードを進めることができるでしょう。
その他には短期間取引ならではの決断力と判断力も要求されます。せっかくテクニカル分析や経済指標に対する予測で優れた能力を持っていても、最後に発注ボタンを押すことができなければ宝の持ち腐れになってしまうからです。
デイトレードのおすすめの銘柄は?
デイトレードのおすすめ銘柄といえばまずは動きの速さ、激しさで定評のあるイギリス通貨・ポンド(GBP)ですね。ポンド/円(GBP/JPY)やポンド/ドル(GBP/USD)が適していると言えるでしょう。
またその時々でテーマや材料が豊富な銘柄もデイトレード向きです。重要経済指標が発表されることの多い米ドル円に絡む、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)もデイトレード対象として人気が高い銘柄ですね。
通貨にはそれぞれ値動きにクセがあります。自分のフィーリングとマッチする銘柄を見つけ、しつこく特定の銘柄から利益を吸い上げることに注力するのが大きな利益を得るためのコツとなります。