6月25日~30日の為替はこう動く可能性が高い!
米朝会談がとりあえずは問題なく開催され、今後の地政学的リスク後退が期待されるかと思った矢先!今度は大阪を中心とした地震に見舞われてしまった日本。死者も出てしまいましたし改めて日本は地震大国なんだなあと痛感せざるを得ない状況です。
この地震の衝撃と政府与党の消費税上げ確定アナウンスにより、円は一時110円を割り込むレベルまで高騰しました。米ドル円をロングしていたトレーダーの中にはロスカットラインに引っかかってしまった人もいるのではないでしょうか。地震はさすがに予測できませんから、ちょっと不運でしたね。
さて、ただし景気は世界的に上げ上げモードの最中にあることは間違いありません。6月25日~30日も様々な重要指標が発表になりますが、米国GDP確報値を始め、良好な数値がバンバン飛び出すのではないかと期待しています。
また、気になる仮想通貨に関してですが、ビットコインやイーサリアム等のメジャー通貨は軒並み上昇。資金の逃避先に選考されている可能性もありますね。特にTRONというオルターコインの上昇が激しく今後の動きが注目されます。
6月25日~30日の注目経済指標
6月25日:ドイツ・Ifo景況感指数
- 前回発表値:102.2
- 予測値:-
- 前回発表時変動:-2.7pips
6月最終週の一発目。スタートを飾るのはドイツのifo景況感指数となります。4月分の結果から急激に下落し、市場に不安感を与える原因の一つにもなっていますが、今回改めて110以上に持ち治せるかが焦点となっています。
ドイツの景気自体は依然として悪くはありません。むしろ好景気と言える状況です。ただ、ifo景況感指数は企業相手のアンケート結果であり、個人の持つ感覚よりも先見性が高いと言えるので油断はできません。
再び110以上の結果となれば市場はポジティブに反応するでしょう。逆に100を切る結果となった場合はユーロは売られマーケットはリスクオフムードが高まることでしょう。
6月25日:アメリカ・新築住宅販売件数
- 前回発表値:66.2万件
- 予測値:66.5万件
- 前回発表時変動:+7.3pips
米国の新築住宅市場は中古住宅よりも規模は小さいものの、統計をまとめるプロセスにおいて最も速報性が高いため極めて重要な経済指標となっています。
米国では2008年~2009年に発生したサブプライムローン問題の教訓からかなり住宅投資に関する規制が強められていましたが最近では徐々に規制が緩められる方向へと動いているのが気がかりです。喉元過ぎれば熱さを忘れる、にならなければ良いのですが若干不安ですね。
一方、仮想通貨に関する規制も強化され始めているものの大きな問題発生以前に取扱業者に求める業務健全性が強まるのは我々トレーダーにとってはむしろ歓迎されるべき状況と言えます。数年前におきたマウントゴックス事件のような悲劇は二度と繰り返さないでもらいたいですしね。
我々日本人としては住宅投資は敷居が高いですが仮想通貨であれば小規模投資が可能です。為替以外の資金振り向け先を探している人は仮想通貨が一番オススメと言えるでしょう。
6月26日:アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 前回発表値:128.0
- 予測値:
- 前回発表時変動:+5.4pips
経済指標をチェックする際は、調査対象が個人なのか企業なのか、それとも何か別のものなのかをしっかりと認識する必要があります。景気のトレンドが長く続いている場合は企業も個人もマインドの方向性が一致しますが、ここに乖離が置き始めると景気の方向性が転換する可能性が高まります。
一般的に企業の方が景気には保守的であり個人の方が楽観的です。また、企業は方向性を変えるのにやや時間が掛かりますが個人はちょっとした社会的事件などを理由にコロコロとマインドが変化します。このあたりの特徴はしっかりと押さえておく必要があるでしょう。
コンファレンスボード消費者信頼感指数は個人に対するアンケート結果です。これまで順調に右肩上がりのトレンドを描いてきました。今回も130前後の結果であればサプライズは無いでしょう。
6月27日:ドイツ・小売売上高
- 前回発表値:2.3%・1.2%
- 予測値:
- 前回発表時変動:+12.8pips
前回は発表のタイミングで市場が大きく動きました。今回もインパクトを与えるかが注目されます。
ドイツの小売売上高はここまで数年間安定した動きとなっており、前回の2.3はややサプライズだったと言ってもいいでしょう。今回は前回の反動からやや低下の予想となっていますが再び2.0を上回る結果となった場合はポジティブサプライズとして市場に受け止められる可能性も高いと言えます。
実質火曜日夜の発表であり他に競合するタイミングでの指標発表はありませんからポジションを大きく抱えているトレーダーにとってはしっかりチェックすべき指標と言えます。
6月27日:NZ・貿易収支
- 前回発表値:2.63億NZドル
- 予測値:
- 前回発表時変動:-1.0pips
ニュージーランドもやや赤字の方が大きい貿易収支が続いています。ここまで月ごとにプラスとマイナスが入れ替わる展開となっておろい、前回が2.63だった事から今回はマイナス圏の結果が予想されるところです。
ニュージーランドの経済状況は隣国のオーストラリアに大きく依存していますし、オーストラリアは中国経済の影響をモロに受けます。その中国は現在米国との貿易戦争真っ只中ですから、巡り巡ってニュージーランドの景気にも悪影響を及ぼしかねません。オセアニア地方の為替の動きを見る際は、中国の動向は絶対確認するようにしましょう。
今回もプラス圏の結果(3.0以上)となった場合はポジティブサプライズとなるでしょう。
6月27日:アメリカ・耐久財受注(速報値)
- 前回発表値:-1.6%・0.9%
- 予測値:
- 前回発表時変動:+0.6pips
企業系の重要指標です。企業は相当景気が良くない限りは設備投資を加速させません。それだけに強い結果となった場合は市場に大きな影響を与える指標と言えます。前回は3ヶ月ぶり今年2回目のマイナス結果でした。今回は再びプラス圏に戻れるかが重要となります。特に輸送機器を除いたコア指数が1.0を超えるとマーケットはポジティブに反応しやすくなるため要注意です。
同じタイミングでは中古住宅販売成約指数も発表となります。こちらはどちらかというと個人の景況感を示す指標。耐久財受注と合わせてチェックすることによって米国の実際の景気状況を正確に知ることができるでしょう。
6月28日:NZ・NZ中銀政策金利
- 前回発表値:1.75%
- 予測値:1.75%
- 前回発表時変動:-2.1pips
ニュージーランド中央銀行が発表する政策金利です。ニュージーランドの経済イベントの中では最重要な位置づけとなりますが今回は据え置きとの事前予想ですので大きなサプライズはあまり期待できません。前述した通り、ニュージーランドの景気はオーストラリアに大きく依存しています。オーストラリアでインフレの進行があまり見られない以上、ニュージーランドのインフレ度も比較的安定していると考えて良いでしょう。
歴史的に見てニュージーランドの政策金利はかなり低いレベルにあります。長期的にはスワップポイントは上昇すると考えられますので資金の一部を長いスパンでニュージーランドドルにしておくのは良い戦略だと言えます。
6月28日:アメリカ・実質GDP(確報値)
- 前回発表値:2.2%
- 予測値:
- 前回発表時変動:-3.1pips
米国GDPは為替トレーダーにとって最重要指標の一つです。同時に個人消費も発表になるためこちらも忘れずにチェックしましょう。
最近気になるのは、米国人の投資先として不動産や証券、コモディティの他にようやく仮想通貨の割合が増えてきた事です。米国人の投資意欲は日本人の数倍以上も強いですから一旦火がつくととんでもないことになりそうです。
仮想通貨は現在のところビットコインの他にリップルやイーサリアム等がメジャーな存在となっています。ただ、アルトコインと呼ばれるマイナー通貨の中にも将来有望な大化け通貨がいくつか存在します。
手堅くいくか、マイナー通貨で一発当てるか。悩みどころと言えるでしょう。GDPが強ければ当然米国人の投資意欲は高まります。我々日本人としては仮想通貨投資は先手必勝でいきたいところですね。
6月29日:日本・雇用統計
- 前回発表値:2.5%・1.59倍
- 予測値:
- 前回発表時変動:-4.3pips
投資以外の面でも気になる日本の雇用統計ですね。兼業トレーダーの方であれば自分の給与が今後ちゃんと上がるのかどうかも気になる点ではないでしょうか。
現在のところ有効求人倍率も失業率も非常に良好な日本経済。ただし、なかなか賃金が上がらないためインフレ度も低いという状態が続いています。今後、消費増税を控えていますし景気にダメージが及べば失業率の悪化も視野に入れなければなりません。円が売られて他国通貨が高くなるのであれば為替取引では利益を得やすくなる展開も考えられるでしょう。
消費増税が確定的となった今、日本の雇用統計にも変化が現れ始めるのかを今回だけでなく次回以降も気にかけながらチェックすべき指標と言えるでしょう。
6月29日:アメリカ・PCEデフレータ
- 前回発表値:2.0%・0.2%・1.8%
- 予測値:
- 前回発表時変動:-3.4pips
6月最後の重要経済指標となるのがこのアメリカ・PCEデフレータです。ご存知の通り、米国の個人消費やインフレ度を示す大切な指標ですね。
同じ時間帯にはシカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者信頼感指数も発表となります。どれも見逃せない指標ばかりですからしっかりチェックし、一週間のクロージングを行いましょう。
米国のインフレ度が高ければ当然早期の追加利上げに繋がります。そうなれば更に米ドル高に拍車が掛かることでしょう。
これで2018年も前半が終わりました。これまでの半年間の戦績はいかがだったでしょうか。後半戦は為替だけでなく仮想通貨でもきっちり利益をあげていきたいですね。
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