5月28日~6月3日の為替はこう動く可能性が高い!
想定通り米ドルは一旦上を目指し、111円台中盤にワンタッチするレベルまで上昇しました。5月第4週時点では110円台後半で再びややもたついていますが経済指標及び米朝会談の行方など、不透明要素が一つひとつ払拭されることによってまた上を目指し始めると読んでいます。
一方、イギリス・ポンドは150円直前で頭を叩かれそこから下落。相変わらず値動きの幅が大きく148円台前半まで値を下げています。ある意味、買い場とも言える状況であり資金に余力のあるトレーダーであれば打診買いを入れても良い水準でしょう。
5月28日~6月3日はいよいよ雇用統計の発表もあり相場が動く材料には事欠かない一週間となりそうです。週末に向けて徐々にテンションと集中力を高められるようコンディションを調整していきましょう。
さて、最近では仮想通貨を使ってのFX取引も増えてきました。仮想通貨は値動きが激しいため少額でも大きな利益を狙えるというメリットがあります。
仮想通貨の中で最もメジャーなのはやはり「ビットコイン」ですね。また、「イーサリアム」や「リップル」という仮想通貨も人気があります。仮想通貨を利用したFXやバイナリーオプションについても今後情報提供を増やしていきますので楽しみにしていてくださいね。
5月28日~6月3日の米ドル円の予想レンジは107.5~112.5となっています。
5月28日~6月3日の注目経済指標
5月29日:アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 前回発表値:128.7
- 予測値:128.0
- 前回発表時変動:+8.0pips
5月の最終週は実質的に火曜日から重要指標が発表されていきます。その第一弾がこのコンファレンスボード消費者信頼感指数ですね。
コンファレンスボード指数はこれまで順調に数字を伸ばし、いよいよ130が目前に迫ってきました。前回は128.7という強い数値で今回は128ジャストという事前予想がコンセンサスとなっています。前回よりも少しだけ弱い数値ではありますが予想通りの結果だった場合は相場に大きな影響は与えないでしょう。
逆に130以上だった場合はポジティブサプライズとして評価される可能性が高くなります。朝方に発表のあった日本の雇用統計の結果や直前に発表されるアメリカ・S&Pケースシラー住宅価格などの結果を受けて、相場のムードが上げ上げ基調であれば一気に爆ぜる可能性もありますから期待しましょう。
5月30日:ユーロ・消費者信頼感指数(確報値)
- 前回発表値:1.35
- 予測値:
- 前回発表時変動:-2.6pips
5月30日は欧州系の経済指標が多く発表されるため、ユーロやポンドを取引するトレーダーにとっては特に重要な一日となりそうです。
ユーロ消費者信頼感指数発表の前にはドイツの雇用統計やスイスのKOF。発表後にはドイツの消費者物価指数の速報値も発表となります。一つひとつの個別の結果に一喜一憂するのではなく、相場全体のムードを確認しながらやや俯瞰的な目線で相場と対峙すると良いトレード結果となるでしょう。
ユーロも既に130円を安定的に固め始めていると見えますし、良いきっかけを素直に上昇方向へと働かせやすい地合いにあります。
基本的には上目線で中期的に135円を意識しながらトレードすることをオススメします。
5月30日:アメリカ・ADP雇用者数
- 前回発表値:20.4万人
- 予測値:20.0万人
- 前回発表時変動:+1.4pips
本番雇用統計を控えてのADP雇用統計はなんだかんだ言って注目度の高い、相場撹乱要因となりやすい重要指標となっています。
今回の予想は20万人であり前回の20.4万人と比較して少しだけ弱い予想となっています。これまでのパターンとして、ADP雇用統計で一旦米ドルが売られ、その後週末の本番雇用統計で米ドルが再び買われるという展開が多くなっています。今回についてもADP雇用統計発表直後に米ドル安円高に触れるようであれば米ドル買い増しのチャンスと見て良いかもしれませんね。
この指標の直後に控えるアメリカGDP(改定値)の内容にも注目しつつ細かく売買を繰り返し週末に向けてのポジション作成を進めていきましょう。
5月30日:アメリカ・実質GDP(改定値)
- 前回発表値:2.3%
- 予測値:2.3%
- 前回発表時変動:+7.8pips
改定値ですからちょっと油断しがちですが、万が一サプライズがあった場合は相場が激変しますので集中力を高めて臨むようにしましょう。
GDP改定値の発表時には同時に個人消費やGDPデフレータも発表になります。どちらもインフレに直結する指標ですからこちらも要チェックですね。GDPが好調であり個人消費の伸びも良く、デフレーターまで強いとなれば一気に利上げムードが高まります。利上げムードの醸造は米ドル高に最も効果的となりますから、そのきっかけとなるかに注目しましょう。基本的な目線は「上」で大丈夫であると考えます。
5月31日:英国・GfK消費者信頼感調査
- 前回発表値:-9.0
- 予測値:
- 前回発表時変動:-0.3pips
イギリス国内において、過去1年どのような変化があったか。そして今後1年間で景気はどのように変化すると思うか、といった事についてアンケート調査を実施した結果になります。最近はマイナス1桁台の結果が多く比較的安定していると思われますが、まだまだ上方向への余地が大きいことは間違いありません。
イギリスも様々な問題を抱えてはいますが、とりあえずは経済は安定していますね。景気も比較的良好ですしポンドも円に対してジリジリと値を上げています。
ポンドは元々動きの激しい、ハイボラティリティな通貨ですから一つひとつの経済指標を利用して短期売買を行うのにとても向いています。値幅を取りやすいので逆張りで向かうと勝率を高めやすくなります。
もちろん、損切ラインを明確化し「間違えた」ことが分かったらスパッとロスカットしなくてはならないのは言うまでもありませんね。
5月31日:中国・製造業PMI(購買担当者景気指数)
- 前回発表値:51.4
- 予測値:
- 前回発表時変動:+0.5pips
相変わらず中国から発表される経済指標についてはやや怪しさを感じますが、それでも何も参考にする物が無いよりはマシですのでチェックしていきましょう。
購買者担当指数は今後の設備投資に大きく関わる指標です。景気がしばらく強いと判断すれば積極的に設備投資が行われるでしょうし、先行きが暗いと判断するのであれば設備投資の勢いは陰ります。
前回発表値は51.4とやや持ち直し基調となっていますが今回もその流れをキープし52以上の結果となるかどうかが注目されます。逆にもし50を切るような結果だった場合は元の価値下落や連鎖的に日本円買が起こる可能性もあります。
5月31日:ユーロ・雇用統計
- 前回発表値:8.5%
- 予測値:
- 前回発表時変動:+2.7pips
ユーロ圏の失業率は過去約4年に渡って緩やかに下り続けています。現在は8.5%前後ですがこれが7%台にまで落ちれば相当景気は良いと考えていいでしょう。
この日はスイスの実質GDPやフランスの生産者・消費者物価指数、トルコの貿易収支、ユーロの消費者物価指数と欧州の重要指標が目白押しとなります。
全ての経済指標に可能な限り目を透し、ネガティブやポジティブサプライズがないかを確認していきます。ユーロ雇用統計単体で方向を決定するというよりも、ユーロ雇用統計を主軸としながら他の経済指標を含めた総合的な視点が大切になります。経済指標が発表される度に一定方向の逆指値を入れておいて、相場が大きく動けば飛び乗っていく作戦も有効となります。
5月31日:アメリカ・中古住宅販売成約指数
- 前回発表値:0.4%
- 予測値:
- 前回発表時変動:-6.6pips
安定的に推移している同指標ですが、景気に対する先行性が高くやはり注目を集めています。販売成約指数は「中古住宅販売件数」の前段階となる指標で、実際に引き渡しが完了すると中古住宅販売件数としてカウントされます。通常契約成立から受け渡しまでは1~2ヶ月後と考えられていますので、その分先行性が高いと言えるのです。
今回のポジティブサプライズの最低ラインは5.0。6.0以上の結果となれば確実に米ドルは急上昇するはずです。一方、マイナス5.0以下の結果となった場合は一旦は米ドルは売られることでしょう。
5月31日は月末ですからいろいろな思惑が錯綜しやすい状況にあります。必ずしも経済指標の結果に相場が素直に反応してくれない場面もあるでしょうから、意地になって追いかけ過ぎないことも重要です。
6月1日:アメリカ・雇用統計
- 前回発表値:16.4万人/3.9%
- 予測値:19.5万人/3.9%
- 前回発表時変動:-10.5pips
雇用統計では非農業部門雇用者数と失業率の二つに注目しましょう。まず非農業部門雇用者数についてですが、米国は移民が多く常に就業者数は増え続けていなければあっという間に不景気になってしまいます。過去に前月からマイナスになった事はありませんが、伸びが鈍っただけで相当ネガティブ評価となってしまいますから要注意です。今回は19.5万人と前回からはプラスの予想。20万人を大きく越えることができればポジティブサプライズとなるでしょう。
失業率についてはこれまでジリジリと下がり続け既に4%を割り込む状況となっています。米国の歴史上これはかなり低いレベルでありほぼ完全雇用に近いと言っても過言ではありません。今回も非続き4%未満の数値となればポジティブに評価されるはずです。
6月1日:アメリカ・ISM製造業景気指数
- 前回発表値:57.3
- 予測値:57.5
- 前回発表時変動:-1.5pips
5月第5週の締めであり6月初日のラストを飾るのがこのアメリカ・ISM製造業景気指数です。米国における設備投資に大きく関係する重要指標で景気に対する先行性も高く、今後の中期的な戦略を練る上で十分に活用していただきたい重要指標となっています。
直近1年間以上、節目となる50を割ることなく順調に推移している同指標ですが、今回はあらためて60以上の好結果となるかどうかが注目されます。
米朝会談の行方など気になるトピックが未解決状態ではありますが、6月は改めて米ドル円に115円を目指してもらいたいですね。そのきっかけとなるべき経済指標だと言えます。
雇用統計で膨らみ過ぎたポジションがあるのであればこのISM製造業景気指数の発表に併せてクローズするのも良い考えです。あまり無理な量をオーバーウィークしないよう注意しましょう。
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